今回のバツイチさんは、佐々木里子さん（仮名・29歳）里子さんの父親の輸入品販売会社を手伝っています。

ある日、社長である父親の接待で同行したホテルのレストランで、
接待とは名ばかりのお見合いがセッティングされていました。

お相手は、取引先の通販会社社長Ｈさん（39歳）その場では父親のビジネス上の策略かと
思ったそうですが、家に帰って訊ねると

「おまえを会社で見かけたらしくて。何度も断ったんだが、どうしてもと頼まれてね。
イヤなら断っていいんだよ。取引先が１つ減ったって、会社はつぶれはしないからね」

とはいえ、もしそうなったら会社としてはかなりのダメージです。
里子さんは、もしうまくいけば、みんなにとってもいい話ではないか、
それなら前向きにお付き合いしてみよう、と思ったそうです。

「最初はすごく幸せでした。高級レストランで食事して、高価なプレゼントをもらって、ホテルのスイートルームに泊まって。
彼のマンションは某高級マンションの最上階で東京の夜景が360度の大パノラマなのです。
もうお姫様気分です。彼って携帯がつながらないことがよくあって・・・。
最初は仕事で出られないと思っていたのですが、着信履歴があるはずだから、普通だったらかけ直しますよね？
でも、つながらない夜はずっとつながらないし電話も後でかけ直してくれないのです。これって絶対怪しいと思うんです」

と、私のところに相談に訪れたのでした。
「それは怪しいわよね。彼ってずっと独身？」
「いえ、同じバツイチです」
「離婚原因は聞いた？」
「はい。性格の不一致だって」
「それはね、浮気の可能性があるわね。もしかしたら、里子さん以外にも女がいるかも知れないよ。
お父さんに頼んで興信所使って調べてもらった方がいいわ」

「でも、私とは結婚前提のお付き合いをさせて欲しいって・・・」
「だから、その言葉には間違いないのよ。でも、それとは別に愛人がいるかもしれないでしょう？それだけお金持っていたらあり得るわよ」「まさか・・・」

里子さんは信じられないけど、もしやと思い調べたそうです。
興信所の報告によると、やはり離婚原因は「愛人に子どもを産ませたこと」。
行動調査記録によると、週1日は離婚原因となった愛人のマンションへ。
また、別に銀座のクラブで働くホステスのためにマンションを購入し、
週3回はそこへ通っている。その合間に、里子さんと会う日を作っていたのでした。

「相談して本当によかったです。彼とは別れました。
彼、それとこれとは別だから、ビジネスの方はこれからも宜しく、と言ってくれました。
私別れた今でも彼のこと好きです。でも、これでいいんです」

里子さんのように気持ちを断ち切ることも必要です。
お金持ちもいいけれど、余分なお金を持っている人は、金にモノをいわせて愛人を囲ったりすることもあります。
何があれば自分が幸せになれるのか、じっくり考えて結婚しましょう！

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